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鳳凰山(2006.10.9) [登山の記録]

平成18年10月9日、鳳凰山に行ってきました。
 妻が休日出勤なので今回も一人です。天の高い見事な秋晴れに恵まれました。
 私のとったルートは青木鉱泉に車を駐めて中道から薬師岳、観音岳、地蔵岳と鳳凰三山を巡ってドンドコ沢から降りるプチ縦走ルートです。
 一般的に鳳凰三山は南アの中でも入門編とされているようです。夜叉神峠から入り稜線の小屋に泊まりつつ三山を縦走するという定番ルートならともかく、東面側からの日帰りは標高差もある上に斜度も急でシンドイことこの上ないです。

行程

2006/10/9

青木鉱泉   5:23
中道登山道分岐   5:53
薬師岳   9:00-13
観音岳   9:34-42
賽の河原(地蔵岳)  10:35-11:00
鳳凰小屋  11:20-35
青木鉱泉  14:16


<内容>




自宅を2時に出て中央道へ。甲府昭和ICまでであれば、ちょうどETCの早朝夜間割引が適用されるので最寄りの韮崎ICではなく甲府昭和ICで降りました。

 20号線から途中を左折して橋を渡りますが、この先の経路については、青木鉱泉の公式サイトに詳しいので、頭にたたき込んだり道路地図と見比べたり原木神社あたりをナビで設定するといいと思います。
 2003年に出来たという新しい道路に入ると一旦未舗装道路となりますが、少し進めば舗装された1.5車線の林道となります。
 走っていると、たぬきが飛び出して来てビックリ。横切って茂みへ逃げればいいものをそのまま林道を走って逃げてゆくので後ろ姿がかわいかったです。
 青木鉱泉のサイトには「一本道」とありますが途中何カ所か分岐があって、画像のような標識(横幅50cmくらいかな)が設置されています。
 そそっかしい私は標識の指す方向とは逆に走り甘利山登山口近くまで行ってしまい30分ほどロスしました。。。青木鉱泉への手前では再び未舗装となります。

 青木鉱泉に到着してみると三連休だけあって多くの車が停まっていました。朝早いので宿の人が見当たらず駐車代は後払いかなと思っていたら、他の方が宿の人を見つけ出したので先払いができました。料金は公式サイト記載の700円ではなく750円でした。





5:23 チップ制の水洗トイレで用を足して、旅館前広場のポストに登山届を出して出発。到着したときはまだ暗いもののすぐに明るくなり始めました。青木鉱泉から少し進んで河原を渡り林道に出ます。林道歩きが続くのでもっと暗いうちに出発した方がよかったと思います。




 林道を歩いていると登ってゆく車がいました。果たして中道登山道の入口には結構車が止まっていました。周回ルートをとり辛くなるかもしれないけど、ここまで車で入れば3,40分は短縮できるかな。
 中道登山道入口付近の林の中には昔キャンプ場だったりしたのか廃墟となった小屋が何棟かあります。

 さて、登山道を少し行けば山腹をつづら折れで尾根をめがけの急登となります。程なくして後ろから単独の若者がやってきたので道を譲りました。

 それにしても、晴れた秋山って木の葉や下生えが少なくなるせいか見晴らしもよく早朝の冷たい空気までが気持ちいい。涼しいうちになるべく高度を稼いでおきたいところです。

 登山道入口から小一時間ほどで標高1,600mあたりの林道と交差する地点まで至りました。ジムニーが2台止まっていました。ここまで車で来られれば薬師岳か観音岳のピストンが簡単に出来るかもしれませんね。先行していた若者はここで休憩をとる模様です。





 中道登山道は急登オンリーという訳でもなく適度に緩急があります。ところどころ斜度がゆるむので一息つけます。特に標高2,000mあたりは樹木が少なく明るい台地状になっているので、休憩にもってこいだと思います。
 標高2,100mあたりまで登ると、山小屋に泊まっていた人たちが降りてきます。聞けば稜線上は絶景とのこと。そうは言っても登り一辺倒ではさすがに飽きてきます。




 御座石という巨岩です。勝手に中道尾根の真ん中辺りにあるものと思いこんでましたが、思ったより標高の高いところにありました。
 この辺りはコケが多く全体的に緑色の印象です。
 標高を上げるにつれてだんだんと明るくなってきて森林限界が近づいていることを伺わせます。見れば木々の葉も色づいていてこの辺りは黄色い印象です。登山道が白みを帯びてくると山頂は近いです。風化した花崗岩の間を抜けてゆきます。




9:00 薬師岳山頂です。
 今回は念のため小屋泊まりできる装備で来たけど、次の日は出勤しなければならないので薬師岳へ11時までにたどり着けなければ中止しして下山しようと思っていました。幸いにしていいペースでの到着なので縦走続行です。
 この山頂は三山の中でもっとも広々としているので休憩向きだと思います。手頃な岩を見つけてトカゲなんてしてゆっくりしたくなる。
 北岳側の露岩の上に登ってカメラのシャッターを御願いしてみる。他の人たちもマネしだしたみたいです。




先週登った八ツもよく見えーる。目の前には白根三山を始めとする南アルプスの山々、奥には北アルプスまで見渡せました。
 北アはすっかり雪に覆われていて本当に美しいのに、二日前から立て続けに遭難があった。何とも言えない。





稜線下の樹林帯は秋の風情がたっぷりです。稜線付近の白く見えるのは言わずもがなですが雪ではなく白砂です。絵にしたら何色も絵の具が必要なんだな。




10月ともなれば朝晩は冷え込むのか、ルート上には霜柱もありました。ちなみに薬師岳から観音岳へはさほどの登降もなく気持ちのいい稜線歩きです。




9:34 観音岳に到着。薬師岳に比べて尖っているので山頂一帯は狭めです。最も高い岩に座り混んでるグループがいてはっきり言ってジャマだぁ。どこの山に行っても見かけることがありますが、山頂で最も高い岩とか、山頂標識、三角点と言ったところは避けて休憩するのがマナーだと思います。
 混雑したところは嫌いなので賽の河原あたりまで行って大休止をとることにして山頂を後にします。

 薬師岳−観音岳間の稜線と異なり、観音岳から地蔵岳への上り下りは激しいものがあります。観音岳から一旦下って登り返します。このまま登ればアカヌケ沢の頭と思いきやもう一度下ります。下りついた鞍部から見上げるアカヌケ沢の頭への急登に私は怖じ気づいてここで腰を下ろして小休止。あとはじりじりと地蔵岳目指して進みます。




10:35 賽の河原到着。見上げるオベリスクが思ったよりでっかくてビビッた。とりあえず荷を下ろしてオベリスクの途中までは登ってみました。
 今のチキンな私ではとてもじゃないけどてっぺんまで登るという選択肢すら皆無。
 ここで大休止をとるつもりだったけど小用を足したくなったので鳳凰小屋まで下ることにします。始めのうちの砂ザレの斜面の下りは楽しかった。登ってくる人がいなければ大胆に下ってみるのもいいかもしれない。




 さて、鳳凰三山の日帰り登山では、ドンドコ沢を登って中道を下りにとる人が多いみたいだけど、その逆コースにしたのは、事前にネットで検索してみたら鳳凰小屋の評判が悪かったからです。
 何でも下山者に対して青木鉱泉へ下るドンドコ沢コースは荒れているとか有ること無いこと言って、血縁者の経営する御座石鉱泉へ下る燕頭コースへの下山を勧めているとのこと。
 これは許せん!山小屋の人間がこんなことをするなんて!!これは体験してみたい!!!タブーに触れてみたい(おもしろ半分)!!!!
 
 さて紅葉のまっただ中の鳳凰小屋に着いてみると小屋の前にはバイトらしき女の子がいました。先だってからガマンしていた小用のためトイレをお借りします(トイレはボットン便所みたいだったけど穴埋め方式かな)。何か冷たいものを飲みたくなったのでついでにジュースを購入しました。このバイトさんは応対もしっかりしていて好感が持てました。
 何も起こる事無くこのまま下山かと思った刹那、噂の山小屋主人が小屋から姿を現す!そして私に声をかける!ドキドキするぅ。
「やぁ、今日は泊まりかな?どっから来たの?」(非常に気さく)
「いえ、日帰りです・・・青木鉱泉から中道登ってきました。」(”青木鉱泉”の名を出したら怒られるかと内心ビビっている私)
「へぇ〜、もう行ってきたのか。それなら下りは一時間だなぁっ!」(あ・・・何か、いい人そうだ)
 と、言う訳で私に対しては御座石鉱泉への燕頭コースを勧めることはなく何も起こりませんでした。テーブルで行動食を食べつつ休憩することとします。
 見てるとやってくる登山者に対して主人は一様に声をかけています。いかにも気のいい山小屋のオヤジといった風情で、ムスっとしている小屋番に比べたら全然いい感じ。
 聞き耳を立てると、
 "今の時期に登ったのなら紅葉を見なけりゃ損、紅葉ならドンドコより御座石へのコースが美しい"
といった趣旨で御座石鉱泉への下山を勧めている模様でした。
 確かに噂の一部は本当だ、御座石への下山を勧めているッ・・・まぁ紅葉が美しいかどうかは個人の主観に属することなので嘘をついている訳ではないだろう。とりあえず噂の現場に立ち会うことが出来て私は満足しました。
 結局のところ、「アンタどこに下るんだい?ドンドコ?あんなとこ通れねえよ、御座石へ下りな!!!」というような高圧的な人物像を想像していたのですが、予想外にも、気さくに登山者に声をかけて、いろんな質問にも答えてたり、いい感じの人でした。小屋も紅葉に包まれて一度泊まってみたくなるような雰囲気でした。 
 もし登山者を欺く言動をとっているということが事実なら、もったいないから止めた方がいいと思いました。




 さて、ドンドコ沢を下ります。小屋を降りてほどなく沢の中を進むようになります。正面には富士山が見えててっぺんがちょこっとだけ雪化粧。
 で、ドンドコ沢ルートですが、本当に沢沿いを歩くのはこの辺りの上部と、青木鉱泉近くぐらいなもので、ほとんど沢からは離れて急な斜面を辿ることになります。
 北アのようにしっかり整備されているとは言い難いものの「荒れていて通行できない」なんてことはないと思います。

 私について言えば、足に疲労が溜まっており何度かスリップしました。やはり安全面だけ考えればドンドコ沢は登りにとった方が賢明だったかもしれません。




五色の滝の画像です。家に帰ってからデジカメ画像を整理してみましたが、イマイチ自信がありません。この滝は登山道からすぐのところから見ることができます。




白糸の滝の画像です。登山道からそれて結構進まないと見えません。




鳳凰の滝は・・・200mと書いてあったのでパス。急な下りで疲労困憊状態だったし。。。




南精進の滝は、ド迫力でした。案内標識の踏み跡をたどっていって、背丈ほど岩を乗っ越すと滝壺に近づけます。結構気に要りました。

で、青木鉱泉には14:16に到着して、おしマイケル。

 いつもひとっ風呂浴びてから帰宅してますが、三連休最後の日なので中央道は渋滞が想定されています。せっかく早く降りることができたので風呂には寄らず直帰することにしました。



 で、割と早い時間に韮崎ICから中央道に入れました。で、ラジオで道路交通情報を聞いてみると上野原ICを先頭に事故渋滞とのことだった。こんなことになるならもっとゆっくりしてくれば良かった。
 おめおめと渋滞にハマるのも悔しいので大月ICでおりて、小菅村・奥多摩湖経由で帰りました。そしたらすごい疲れた。


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小春号

始めまして。 2006/10/9 鳳凰山 でヒットしました。 オーッ、感激!私の車じゃん。
我が家と同じくファミリー登山をされている方のHPのTOP・・・ココって日本?? ナニナニ・・・南アルプス、山梨県 鳳凰三山(地蔵ケ岳 オベリクス)←神奈川から近いじゃん!  オベリクス??・・・天にそびえる塔 ←カッコいいー!!  三山の縦走道が真っ白(花崗岩)で絶景だって。行きたいなぁ・・・1泊縦走コースかぁ~ ←残念だなぁ~  3コースあるやんか・・・急坂、けものみち、荒れている、危ない。←悪い情報ばっかやん!  ウソらしい・・・CT12時間かぁ、単独ピストンで行ってみよ~!   私は地蔵→観音岳(この間で会ってますね。)の砂地の登り返しが一番辛かったですが、百名山を登る方なら問題ないですよね。 
私・・・ 5:10発-地蔵てっぺん岩タッチ9:50-登山口14:16-大月IC16:01 ほとんど同じ行動でびっくり!
他もゆっくり覗かせて下さいね。
by 小春号 (2006-10-13 18:40) 

(^-^)

どうもです。
 中道の登山口近くに車置いて、ピストンというと、ひょっとして中道から薬師岳、観音岳、地蔵岳まで行って往路を戻ったってことですか?  す、すっごいな〜。
 地蔵ー観音間で、オレンジのTシャツに青いザックでダブルストックの男をご覧になっていたらそれが私です。
 いい天気でよかったですね。
by (^-^) (2006-10-13 23:10) 

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