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羅臼岳(2007.7.9) [登山の記録]

平成19年7月9日、道東旅行の2日目です。今日は妻と羅臼岳に登ってきました。
 長い行程だし天気もあまりよくはなさそうだったのでどうなることかと思いましたが、無事登頂できてよかったです。

<行程>

2007/7/9

登山口   5:38
極楽平   7:38
大沢入口   9:10
羅臼平   9:58-10:20
山頂(一度目)   11:18
山頂(二度目)  11:55-12:40
大沢入口  14:20
登山口  16:40



<今回の主な持参装備>

ストックアイゼン(妻のみ)、※太字は使用したもの

<内容>



 早朝3時半に起きて宿のある清里町から羅臼岳登山口の岩尾別温泉へ。すぐに駐車場はいっぱいとなり路肩脇にとめざるを得なくなるそうですが、最後の一台分のスペースにとめることができました。土日ならこうは行かないかな。
 準備を整えて出発です。




 はじめから急登です。樹林帯なので展望は利きません。途中でオホーツク展望台という場所がありますが、天気が悪かったので何も見えませんでした。時折パラパラと雨粒が落ちてくるので、途中で念のため雨具の下だけを履きました。
 初めての北海道の山ですが、樹林帯は本州の山と違いはないような気がします。そんな事を考えてるとヒグマ多発との看板があったりします。




 樹林帯の中の登りが平坦になって沢音がきこえてくると弥三吉水という水場です。水質検査を行った結果があまりよくなかったという話を聞いていたので、ここでの給水・休憩は行わず、その先の「極楽平」と標識のある場所で休むことにしました。
 雨は降りそうにないので雨具の下はここで脱ぎました。休憩後、10分も歩かぬうちに再び「極楽平」の標識がありました。

※極楽平という樹林帯の台地の中に2カ所「極楽平」との標識がある訳です。私たちが休んだ初めに標識がある場所ではなく、次に標識のある場所の方がベンチ状の丸太が置いてあったりして休憩に適してます。





 極楽平を過ぎて途中でシマリス君が登山道を横切ってゆくのを見つけました。このあとは仙人坂というつづら折れの急登です。今年は残雪が多いそうで途中で雪渓をわたる箇所がありました。中途半端に融けているので歩きづらいです。

 仙人坂を登り終えて少しゆけば銀冷水という水場があり休憩適地となっています。こちらの水質もあまりよろしくないそうなので休憩だけに止めました。
 ここまで抜きつ抜かれつした二人組が地元ガイドさんとそのお客さんでしたが、ここで一緒に休憩しました。その際にガイドさんから「今日はこれから晴れるし、団体さんもいるからゆっくり登った方がいいよ」とアドバイスを頂きました。





 銀冷水からも登りは続きますが、少し行けば大沢という雪渓の残る場所に着きます。雪は柔らかくなっているしトレースもあるのでアイゼンはなくても大丈夫そうですが、念のため妻はアイゼンを着けることにしました。
 すると同じ宿に泊まっていたライダーのNさんがやってきました。私たちより1時間遅い6時半ころ出てきたとのこと。斜里岳に続いて2回目の登山とおっしゃっていたのにパワフルだなぁ。





 雪渓の中程はなかなか急な傾斜です。ここで転ぶと数十mほど滑っていって、岩と雪渓の間の隙間にできた穴に落ちて重傷といったケースが多いそうです。恐いなぁ。本州からツアーでくる人たちはみんなアイゼンを使うそうです。ここを過ぎてしまえばまた傾斜は緩みます。
 私たちが登った時季は雪渓が終わって5分ほどで稜線の羅臼平に到着しました。
 融けてゆく雪渓を追うように高山植物が咲いてゆくそうで花の時期はまだこれからなのかもしれません。





 羅臼平に到着です。いつの間にかガスが晴れて日差しが降り注いでいます。山頂を見るとガスに巻かれてはその姿を現したり。いずれにせよ山頂を取り巻くガスの動きは激しく風の強いことが判ります。
 羅臼平には立派なフードロッカーがあって北海道らしさってものを感じさせるぜ。去年登った人の話では、ヒグマがこのあたりで現れて羅臼側の雪渓で滑って遊んでいた様子が見られたとのこと。見たいような見たくないような。
 ここに荷物をおいて山頂へ往復します。



 




 羅臼平からじわじわと高度をあげてゆきます。先述の地元ガイドさん一行の後を登っていったらいろいろと咲いている花の名前などを教えてくれました。北海道の山は花が豊富ですばらしいですね。
 傾斜が増してくると最後の水場の岩清水です。水はちょろちょろ幾条かの線となって滴り落ちています。すんごく冷たいです。ここの水は飲んでも安心らしいのでいただきました。
 ここから先は急な登りとなります。地元ガイドさん一行はこの先で休憩をとる模様。我々は山頂を目指します。





 途中に雪渓をはさみ高山植物を愛でながらの急登が続きます。山頂をきわめて降りてくる人が多く団体さんたちも続々と降りてきました。だんだんと植物がなくなってゆき傾斜もさらに増してゆきます。途中、途中でザックがデポしてありました。私たちもストックを岩の隙間にデポして置きます。
 頂上の溶岩ドーム基部まできたあたりで、上からライダーのNさんが降りてきました。山頂は強風で展望もなくものすごく寒いとのこと・・・残念。




最後の岩場では両手を使いつつ羅臼岳到着!!ちょうど誰もおらず山頂は私たち二人だけの貸し切り状態・・・でもガスでなんも見えません。風が強くて寒いので妻もがっかりした様子。記念写真だけとってすぐに下ります。

 15分ほど下ってゆくと次第にガスが晴れて羅臼平を挟んだ三峰が見え出してきました。タイミング悪いなぁ。

 すると下から地元ガイドさん一行が登ってきました。「もうすぐ晴れるところだよ。もう一回登ってみたら?」とのこと。途中で昼食をとって山頂でちょうど晴れるようにタイミングを計っていたそうです。
 さすがに山頂までの急登を登りかえすのはしんどいなぁ、ましてや疲れた妻には無理だろう・・・と妻を
振り返ると・・・なんか目が輝いてやがる。晴れると聞いた途端に息を吹き返したようだ。





 そして2度目の羅臼岳山頂。到着して時間がたつとともにガスがとれて見通しがよくなってゆく。さすがに快晴とまではゆかないまでも、自分たちが山頂に立つとともにガスの晴れゆくさまをみるのはとても感動的でした。
 知床連山は硫黄山まで見通すことができ山腹から下は雲の中になっていて雲の上に浮いた島にいるような感覚です。
 天気を教えてくださった地元ガイドさんには大変感謝です。お連れのお客さんは以前、羅臼湖から羅臼岳を望んで、次は羅臼岳から羅臼湖を見たくてやってきたとのことです。残念ながら羅臼湖方面は雲がかかっていましたが、そういう目的があって登る山ってのもいいものですね。






山頂から下山です。岩清水まで降りる途中にもなかなか急傾斜な雪渓があります。画像のパーティーの人が雪渓は苦手らしく苦戦してました。 





 羅臼平で昼食をとりました。で、羅臼平に戻って昼食をとり休憩していると、先の画像のパーティーの人たちが降りてきてなにやら騒がしい事になっていました。どうやらあの雪渓で一人が転んでケガを負ったそうです。ガイド一行のお客さんに心得があるらしく手当を引受けていたようです。
 画像は羅臼平でヒュンヒュン飛んでいたのを妻がカメラに収めたもので、イスカという鳥だそうです。妻のスパッツと同じ名前じゃん。






 羅臼平を出発し大沢の雪渓を下ります。
 画像右方に、ケガして三角巾で腕吊った人とそれをサポートする地元ガイドさんが映っています。同じパーティーの人たちも荷物を分散してもったり助け合っていました。
 画像真ん中で滑って遊んでいるのが地元ガイドのお客さんです。還暦過ぎて2度目の登山だというのに臆する事なく、童心にかえって山を満喫されていました。
 その様子を立って振り向いてるのがわたしです。


 



 大沢の雪渓、仙人坂の小さな雪渓を過ぎればあとは一般的な登山道です・・・と思いきやキタキツネ君登場!!!
さすがに北海道の山は野生動物を見る機会が多いですね。
 
 このあとは私たちも注意しつつ無事に下りました。途中から見えたオホーツク海が何とも素敵でした。

 登山口では先述のパーティーを迎えにきたタクシー会社の運転手さんがやきもきしていました。
 何でもこの日のうちに女満別空港から飛行機で帰る予定だったそうです。
 
 私たちが片付けをして車で出るときにちょうど先述のパーティーの方たちが降りてきたので一安心ですね。



<花々>









<下山後のこと>


下山後には「知床五湖」を見に行きました。ここはヒグマが出没するそうで頻繁に通行止めとなってしまいます。この日も残念ながら私たちが到着した直前に通行止めになったようで湖巡りはできず展望台から眺めるだけとなってしまいました。もっとも下山時間が遅かったので通行止めでなかったとしても大して廻れはしなかっただろうけど。



 今日の風呂はロッジ風景画でおススメしてもらった『しれとこ自然園』に行きました。ウトロの先から急坂を500m登った高台にあります。シャンプーとかドライヤーとか最低限の備品はついてるし、何よりいかにも温泉といった泉質と露天風呂から眺めるオホーツク海の絶景が素晴らしい!!!700円はこの辺りにしては高いかもしれないけど。また行きたいです。



 明日は斜里岳に登る予定でしたが、宿のご主人のアドバイスでは羅臼岳で疲れたのあとの斜里岳は大変とのこと。
 比較的ラクな雌阿寒岳に予定を変更!!


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コメント 4

KAUZU

(^-^) 様

こんばんは。
拝見させて頂きました!私が山頂にいた時より(^-^)さんが2度目の山頂にいらっしゃった時の方が全然しっかり見えていますね!うらやましい!

鳥の名前、イスカっていうんですね。あの寝袋メーカーのイスカもそんなところから名前を取っているのかな?(全く別物だったりして・・・)

私は下山後、温泉に入り昼食を取って、摩周湖⇒屈斜路湖と回り、女満別空港から夜便で帰りました。

もうすぐ100達成ですね!100の後は、ハセツネですか?
by KAUZU (2007-07-15 22:56) 

(^-^)

どうもです。
 山で会った登山ガイドさんや宿の人によると、この時期の道東の山は昼頃に晴れることが多いそうで、私が登った三つの山はまさにそんな感じでした。KAUZUさんの雌阿寒岳と斜里岳は晴れっぱなしだったみたいで羨ましい限りです。
 イスカは上に載せた画像と図鑑を見比べて、宿の人にも確認したので、たぶん間違いないと思います。
 百名山は、今のうちに飯豊山と南ア南部とできれば幌尻岳を登っておいて、残りはポツポツと登っていければなぁと考えてます。

 長谷川カップなんて・・・想像するだけで恐ろしい!!!
by (^-^) (2007-07-16 22:32) 

石川 芳嗣

とても素敵な旅行記、楽しく見させていただきました。今度の登山は自分の還暦記念にと計画したもので、山を楽しむなんて余裕はほとんどありませんでした。ただ一つ雪渓をすべり下りたときだけです。そのときの写真が載っていたのにはびっくりです。
知床ファクトリーの掲示板に書いたように、これからも仲良く楽しい登山をしてください。
ひげのおじさんより一言
夫婦仲良く暮らすコツ、お互いに感謝の心を持ち、それを口に出していうことです。日本人は感謝したことを心のなかだけで済ましてしまいがちです。
有難う、ご馳走様等、些細なことでも口に出して相手に伝えてあげてください。きっといいことが沢山ありますよ!
by 石川 芳嗣 (2007-07-23 10:00) 

(^-^)

どうもありがとうございます。
雪渓滑りはお尻が冷たくなりましたが楽しかったですね!!
ずっと同じくらいのペースで登っていたので
山頂の辺りでは私たちにもガイドさんがついている様でした。
おかげで羅臼岳を満喫することができ、大変感謝しています。
夫婦仲良く暮らすコツ・・・実践できるように頑張ります!!!
by (^-^) (2007-07-25 07:48) 

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