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幌尻岳(2007.7.27) [登山の記録]

 平成19年7月27日、一人で幌尻岳に登りました。幌尻山荘の予約はいっぱいだったので、がんばって日帰りです。
 今まで、小屋泊まりの用意をした上で一泊二日のコースを日帰りで済ましたことはありましたが、一泊二日のコースを日帰りを前提にして登るというのは正直不安なものがあります。極力こういった計画は避けたいところです。
 予約受付開始の4月には予約が埋まってしまう幌尻山荘の状況って結構辛いですね。

<行程>

2007/7/27

・ゆき ・かえり 
林道仮ゲート   2:36
林道本ゲート   3:05
取水堰   4:05-15
幌尻山荘   5:14-30
命の水   6:31
幌尻山頂   7:45-
 
幌尻山頂  - 8:22
命の水   9:29
幌尻山荘  10:08-21
取水堰  11:24-32
林道本ゲート  12:30
林道仮ゲート  12:55
 



<今回の主な持参装備>

ストック鮎たび海パン ※太字は使用したもの

<山行内容>

 2時過ぎに起床。神戸ナンバーのご夫婦はもう出発して姿は見えず。朝ご飯を食べてトイレに行って準備します。ここの駐車場には仮設トイレが2基あります。水場は見当たりませんでした。
 静岡ナンバーの夫婦と隣の旭川の男性は起き出して準備をはじめているところでした。

2:36 起きてた方達に軽く挨拶を交わして出発します。

 林道といえど、この時間は真っ暗で歩くのが怖い。夕べの酒が残っていて少しフラつくものの、そのおかげで恐怖感も少し和らいでいるかな・・・。
 約30分で本ゲート到着。往復で1時間を余計に歩くことになります。目も暗さに慣れたのか、だんだんと明るくなってきたのか3時半過ぎには懐中電灯のスイッチを落としました。果てしなく続く林道は恐怖心と戦いながらひたすら歩くのみです。




 4時過ぎに取水堰に着きました。ここで林道は終わります。ここまで車で来られたら楽なんだけどな〜。
 とりあえず登山靴を脱いで鮎タビに履き替えます。近所の釣具店で買った裏がフェルトになっているものです。3,000円でした。
 で、ズボンも脱いで海パンにします。






 しばらく沢の右岸を20分くらい歩きました(2、3カ所ほど渡渉と行かないまでも水に入った方が歩きやすい箇所あり。)。途中で神戸ナンバーの夫婦を追い越しました。
 さて、渡渉ですが・・・すごく楽しかったです。斜里岳の旧道コースは”沢登り"といった雰囲気ですが、こちらは”沢遊び”といった感覚です。前日に下山者から聞いた情報のとおり水位は低くて、深いところでも膝下くらいでした。
 ここしばらく雨が降っていなかったから水位が低いのであって、普段だったら楽しいとか言っていられる状況ではないのでしょう。





 初めこそ1回、2回と渡渉の回数を数えていましたが、めんどくさくなってやめました。ってゆーか、赤テープやケルンの位置にこだわらず自分で歩きやすいと思ったところをジャブジャブジャブジャブ進んでいった方が愉しいのです。
 鮎タビはなかなか優れもので川の中や濡れた状態でのグリップは良好でした。滑るかどうかということを気にせず歩けるので結構おすすめできます(タビが乾いた状態で乾いた岩の上を歩くと滑ります)。

 で、調子に乗って沢の中を歩いてゆくと、流木が増えてきたりして人の通った痕跡が減ってきました。右岸を見ると立派な登山道がついていました。もっと手前でこの登山道に入った方が早かったな・・・。
 登山道に入って少しあるくと左岸に幌尻山荘が見えました。





5:30 最後の渡渉を終えて幌尻山荘についたのは取水堰を出てから約1時間ほどでした。想定より時間を短縮できたので、日帰りでのメドがたちました。
 小屋の前では宿泊者たちが食事をとったり出発の準備をしたりで大賑わいでした。私も登山靴に履き替えるためザックの中を確認していて、愕然・・・替えの靴下が入っていない!!
 仕方が無いので濡れた軍足の上に登山靴をはいて出発することにしました。
 (ちなみに下山後に荷物を片付けていたら防寒用のフリースと一緒にパッキングされた靴下を発見・・・)





 幌尻山荘からの登りはのっけから急登!!! 沢歩きで時間を稼げたので、ここからはペースを絞ります。
 樹林帯の中の急登なので奥多摩辺りの山に似た雰囲気でした。この登りは延々と続きます。幾つかの宿泊者たちのパーティーを追い抜かしてゆきます。
 樹林帯が終わる頃になると一旦斜度が緩んで戸蔦別岳方面が見えました。天気は快晴、気分は上々!
 このあたりでお腹が空いたのでおにぎりを食べてました。再出発すると再び急登になり、すぐに命の水に着きました。
 日差しが強いので日焼け止めを塗ろうとして、これも忘れていたことに気がつきました。仕方ないので防虫ネットをかぶります。
 Tシャツ、海パン、頭には防虫ネットという異様な風体で急登を登ります。





 ハイ松帯に入ってからの急登もなかなか厳しいです。頭上にまで生い茂るハイマツは北海道ならではでしょうか。
 それにしても見事な稜線じゃのう。




 稜線に出ても足元にハイマツの根がからみこんで歩きにくいことこの上なし。百名山とはいえやはり日高山脈ということでしょうか。





 少しくだるとお花畑になります。すごい・・・こんなの見たことないっす。何ちゅう天国でしょうか、ここは。
 恥ずかしながら涙がでてきました。妻にも見せたかった。。。






 この辺りでも何パーティーか幌尻山荘宿泊組を追い越して行きます。
 カールのへりにそって登ってゆく道は延々と続き、お花畑が終わると再びハイ松帯となり歩きづらくなります。このあたりで足がパンパンになりました。少し前を単独の男性が歩いていました。追いつけるかなと思ったけどさすがに疲れて来ました。




7:47 何とか頑張って山頂到着!お山は晴天!!!
 ほぼ同時に着いた単独の男性の他に、山頂にはオーストラリアからの男性が一人いました。

 それにしても時間はまだ8時前。スタートしてから5時間チョイだぜ!!俺って健脚じゃ〜ん!
・・・と悦に入っていたその時、登山口で隣に駐車してた福島の青年が何食わぬ顔で山頂に到着しました。
聞くと3時半に出て所要4時間半で登って来たとのこと。どっひぇ〜。早すぎ。彼は「戸蔦別岳の山頂で昼寝して15時までには降りる」そうです。
 この青年とは前夜いろいろと話をしていたのですが、6月から百名山巡りを始め、既に九州は済ませていて北海道はこの幌尻岳登って終了とのことでした。本州の山もあちこち登られているみたいです。世の中にはすごい人がいるもんですねえ。健脚ってのはこういう人のことを言うのだな。

 さて、下りです。山頂直下で登ってきたご夫婦から水を分けてくれと頼まれました。私は幌尻山荘で水を補給しておいたので得意気にハイドレーションパックを出しました。ところが2リットル近く持っていたはずなのに殆ど飲み尽くしたような状態でした。これではお役には立てません。暑かったので飲み過ぎてしまったみたいです。。ハイドレーションパックは残量が判らないですね。

 稜線のお花畑では、持参したデジカメが壊れていたので、携帯で写真を撮るのですが、なかなか上手く撮れません。その割に被写体となる花々は沢山あってキリがないのでありました。
 私と同じく林道終点で車中泊していた神戸の夫婦や73歳の地元の男性とは山頂付近ですれ違いました。静岡からのご夫婦も命の水の上のハイマツ帯でお会いしました。みなさん足が達者です。
 樹林帯の下りはとくに見所もなくただただ下るのみです。なんとか幌尻山荘まで帰り着きトイレを借りて給水し、再び沢支度をします。





 ※画像には演出を施しております。

 上りと違ってルートファインディングをしづらいので、下りでは赤テープに忠実に下ってみました。思いのほかしっかりとした道がついていたので、上りでもこういった道を使っていればよかったなぁと思いました。
 もっとも、今日のように水位の少ない時には殆ど無意味な巻き道なども有ったので、そういった箇所はパスして川の中を下りました。
 
 1時間弱で取水堰到着。林道を下る準備をしていたら虻がたくさんいて閉口しました。
 林道をくだるうちにも何カ所か刺されてしまいました。
 
12:55 スタート地点の仮ゲートまで到達しておしマイケルです。




<下山後のこと>



 下山後は翌日登るトムラウシの登山口を目指し車を走らせました。
 カーラジオで妻がメールで送ってくれる天気予報では、翌日は全道的に雨とのことでした。
 この日の夜は車中泊ではなく宿に泊まって疲れをとるように妻から言われていたので、トムラウシ温泉国民宿舎東大雪荘に電話して予約をとりました。
 途中、日勝峠の手前のドライブインにデカイ熊が立っていたので写真を撮りました。12mだか13mもあるそうです。 World is Mineですなぁ。お昼ご飯はここで買ったイモ餅を食べただけで済ませました。
 十勝清水駅前のスーパーによって翌日の行動食を購入してトムラウシ温泉に向かいましたが、市街地からもかなり距離があって途中で眠くなるほどでした。






 東大雪荘です。国民宿舎という割になかなか立派。登山者向けに宴会場のような大広間を相部屋で泊まらせてくれます。30人くらいは泊まれそうでしたがこの日の宿泊者は十数人ってとこかな。7,100円となかなかいいお値段です。翌日が雨で登れなかったらもったいない気もしたけど幌尻岳で結構疲れたので丁度よかったのかな。
 お風呂は広く快適で露天風呂までなかなかいい宿でした。こういった温泉に妻と2人で来てのんびりするのもいいなぁ。なんだか申し訳ないです。



 これが夕食です。ろくな昼食をとらなかったので、お櫃で出してもらったご飯を全て平らげました。



 さて、翌日はトムラウシに登る予定でしたが予報は雨でした。  結構悩みどころでしたが、ぜひ登りたいけど短縮登山口までの足がないという同室のオジサン一人を乗せて短縮登山口までは行くことにしました。  翌日は多少の雨があったとしてもコマドリ沢の渡渉地点まで行って、余程天気が好転しない限りはそこから戻ることにしました。
 妻にも明日は登山を行うが途中で降りるかもしれないと公衆電話(この宿は携帯圏外でした)から連絡しました。


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コメント 2

KAUZU

お疲れ様。
あれ、こないだ北海道に行っていたと思ったら今期二度目ですか?
幌尻の詳細、期待しています。私も今期か来期には行きたいなぁと思っています。
それにしても、幌尻日帰りもできるんですね~。
by KAUZU (2007-07-28 13:42) 

(^-^)

こんばんは。今期2度目の北海道行きから帰って参りました。
 午後1時頃に下山出来たので9時間半くらいで日帰りできました。

 幸運なことに山行前は晴天続きで沢の水量が少なかったから日帰りできましたけど、もしもう一度行ったらどうなるかわからないです。地元の人は5回登って4回は腰までの徒渉だとおっしゃってました。

 「往復3時間の林道歩き」と「徒渉」さえ無ければ、「標高差1,100mでお花畑のが超美しい山」なんですけどね(急登続きではありますけど)。
by (^-^) (2007-07-31 00:35) 

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