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飯豊山(2008.6.17) [登山の記録]

今回は飯豊山を一人で日帰りであります。

 飯豊山は一般的な川入キャンプ場からのコースより行程を短縮することのできる小白布沢登山口からのコースがあります。付近で林道の工事をしているため登山口まで通行止めになっているのでいつ開通になるかと心待ちにしておりました。
 ネットで検索すると今年で付近の林道工事が終わるとの情報がチラホラ。山都観光協会に小白布沢からの登山口を使えるか聞いたところ、「林道工事が終わるのが平成22年でその後、町で管理することとなるので・・・」と、つれないお返事。あと2年も待っていられないので日の長いうちに登ってしまおうと考えました。

※川入の民宿に泊まれば小白布沢まで送ってくれるらしいです。なるべく楽をしたい私としては次にくるときには利用したいと思います。

 今回は日帰りなので、4時頃に出発して11時をデッドラインとして、登頂できなくともその地点から引き返すことにしました。登りに7時間、下りに6時間かけたとして遅くとも17時には下山できる時間の設定であります。
 順調であれば15時までには下山したいところ。
 

<今回の主な持参装備>

ストック、アイゼン、ピッケル
※太字は使用したもの

サングラスを持っていってよかった。虫が多かったので防虫ハットが活躍した。


<行程>


2008/6/17
・ゆき ・かえり 
川入キャンプ場   3:42
中十五里   4:28-32
峰秀水   5:15
三国小屋   6:23-36
切合小屋   7:40-46
飯豊頂上小屋   9:00-9:05
飯豊本山   9:14-
飯豊本山  - 9:24
飯豊頂上小屋   9:35-9:57
切合小屋  10:50
三国小屋  11:45-54
川入キャンプ場  13:35

 ※三国小屋、切合小屋、飯豊頂上小屋で携帯電話(au W42ca)を使えました。飯豊本山頂上は圏外でした。



<内容>


DSCF1368.jpg

 前日の帰宅後に3時間の仮眠をしてから東北道に乗りました。会津若松ICで降りて、ナビの指示により喜多方市から山都町へは国道459号線を通ることになりました。いわゆる酷道と呼ばれるような道のようで、すれ違いの困難な峠道でした。事前によく調べておけばよかったです。
 山都町に入ってしばらくゆくと川入集落の手前数kmも幅の狭い山道です。川入集落から登山口の川入キャンプ場までは未舗装の林道になります。

 川入キャンプ場には2台の車がありました。一台は車中泊されていた方で今日から登って山中で一泊されるとのこと。
 3:42 うっすらと明るくなりだしましたのでヘッドランプを点けて出発しました。
 はじめは林道歩きが400mほど。御沢小屋跡から登りが始まります。




DSCF1372.jpg

 稜線に上がるまではひたすら高度をあげるのみであります。途中、下十五里、中十五里、上十五里、笹平、横峰と休憩ポイントがあります。
 半袖Tの上に長袖Tシャツを重ねていましたが、暑くてしょうがないので中十五里で長袖は脱ぎました。
 急登とはいうものの鹿島槍の赤岩尾根ほどではないので登りやすいと思います。ただ登山道が浸食により段差の大きくなっている箇所が幾つもあるので、その通過に手間取る感じでした。




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 人が沢山とおったためか雨水のためか登山道は深く抉られたところが多かったです。すれ違いが困難そうですが、今回この尾根の登り下りでは誰とも会いませんでした。
 長丁場なので稜線に出るまではオーバーペースとならぬように体力を温存できるようにペースは抑えめにしたつもりですが、それでも標高差約900mの登りは足に応えました。




DSCF1382.jpg

 笹平あたりまで登ると今日たどる主稜線が見えてきます。
 思ったよりも地蔵山と三国岳間の鞍部が低いので気分が萎えました。主稜線は見えても目指す飯豊本山は見えないみたい。




DSCF1383.jpg

 地蔵山は通らず巻道を通りました。今回の山行中、唯一ルートに面した水場があります。
 水場からは真上に続く道の他、水平に左手に進む道がありました。後者を選んでみましたが道はやがて踏み跡となり踏み跡も判然としなくなりました。直上して本来のルートに戻りましたが、水場から真上に続く道をとるべきでした。





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 水場を過ぎると雪田を3つほど越えて最低地点です。ここから少し進むと剣が峰の岩稜帯となります。
 とても怖かった石鎚山の鎖場と違って剣が峰はホールド、スタンスも豊富な上に傾斜も緩いので私は好きです。
 ただ痩せた尾根上を歩かねばならない所もあるので、風の強い日は御免蒙りたいです。
 

 まだ行程の半分にも至っていませんが、三国岳の手前あたりで両足の大腿筋がつっぱってきました。日頃から運動しておかないといかんのう・・・。




DSCF1394.jpg

 三国岳に到着しました。改装して間もないのかキレイな小屋でした。ここでおにぎりを一つ頂いて軽めの休憩。
 小屋内に備え付けられたノートを見ると夕べ泊まった人がいるようです。登山口にとまっていた2台のうちの方のようでした。

 三国小屋の裏手から目指す主稜線が見えました。アップダウンが多そうでやだなぁ。真ん中にチョコンと見えてるのが飯豊本山だろうけど遠いな〜・・・・。
 (今考えると見えているのは草履塚のような気もします。どうなんでしょう)




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 三国岳から種蒔山までは細かいアップダウンが続きます。稜線の東側の谷には残雪が残っていました。もっと残ってれば歩くのも楽だったかな。
 飯豊山の稜線はたおやかなものと勝手にイメージしてましたが、この辺りのアップダウンには体力が消耗させられました、足裏も痛くなってきて踏んだり蹴ったりであります。
 途中で下山してくる人とすれ違いました。平日なので人がいないと思っていたのでびっくりしました。




DSCF1404.jpg

 行く手に切合小屋が見えてきました。稜線東側の残雪をトラバースして行きます。「種蒔山」という看板はついぞ見なかったのでこの時に巻いてしまったものと思われます。残雪期はショートカットできてええのう。




DSCF1405.jpg

 今回はピッケル、アイゼンを持って行きましたが結局使いませんでした。種蒔山を巻くときに画像のように急な箇所もありますが、雪が腐っている上に10m程下は緩やかになっていてハイマツも出ているような状態なのでキックステップでそのまま通過しました。
 最も早朝とか風の強い日とか固くなってると嫌なところですね。




DSCF1409.jpg

 切合小屋はシーズンには食事の提供がなされると思いましたけれども、今回の行程中では使い込まれた印象です。
やはり利用者が多いからなのかな。ここで菓子パンを食べておきました。
 行く手をみると草履塚までの急登は雪上を歩く事となりそうです。




DSCF1413.jpg

 草履塚までの登りです。無雪期よりも登りやすいかな。下りではグリセードできそうな感じ。
 ここでまた下山してくる方に会いました。荷物が軽そうだったけどもどこから来たのだろう。




DSCF1440.jpg

 トレースは草履塚の手前で夏道へと続いていました。ちょうど雪上から夏道へ移るあたりに大穴が空いていました。深さは2m近くで円周は1mくらいの大きな穴です。誰か落ちたっぽい感じ。
 私も落とし穴にハマるのは嫌なので草履塚も東側の残雪の上を巻いてみました。 
 (大きさがわかるようにと自分の足を入れて撮ってみましたが、逆に穴が小さく見えてしまう・・・。)




DSCF1416.jpg

 草履塚の下りまで来てやっと飯豊本山がその姿を曝け出しました!!・・・って実際には頂上小屋の手前の偽ピークでありました。まだ山頂はお預けですね。
 それにしても一旦下ってからの登り返しは精神衛生上よろしくない。こんなときにピークからピークへと吊り橋がかかっていたらいいのになぁと妄想してしまいます。




DSCF1419.jpg

 鞍部を過ぎて少し登ると御秘所という岩稜地帯です。足に疲れがたまってきているので慎重に通過であります。

 御秘所のあとは御前坂という急登が待っています。山頂までの最後の難関ですね。ガレガレの斜面の横には花々が咲いているのでそれを見ながら登ります。気ばかりあせりますが両足のモモがパンパンで下手したらつりそうな感じなのでじっくりと登りました。
 幾筋も踏み跡がありました。ペンキマークがありますがロープで規制しないと植生が踏まれてしまうのではと少し心配です。




DSCF1421.jpg

 急登を終えたあたりにケルンがあります。私はそれを山小屋の土台か何かかと思い込んでいましたが違っていました。頂上小屋はその先でした。
 右側の雪渓で雪をコッヘルですくっている方がいらっしゃいました。聞くと昨日三国小屋に泊まった方とのことでした。
 頂上小屋でトイレを借りましたが、1回百円でした。料金箱代わりのペットボトルの中は空だったので少し奮発して入れておきました。




DSCF1423.jpg

 苦闘5時間半、飯豊山本山に登頂!!天気は快晴で残雪のおりなす峰々の表情が絶妙ですね。残雪期の山は素敵です。
 山頂には10分ほど滞在して小屋へ戻りました。三国小屋に泊まっていた方は今晩もここの頂上小屋に泊まりで、これから大日岳を往復するとのことでした。長年使いこまれた装備をお持ちでかっこ良かったです。足になじませた登山靴がうらやましい。
 私は去年の夏に買った山靴がどうも大きすぎたみたいで脱いでみたら靴擦れ寸前になっていました。新しい山靴がほしいなぁ〜。
 



DSCF1437.jpg

 頂上小屋でいなり寿司を食べて下山にとちかかりました。御前坂の東側の残雪の上をグリセードしてる人もいるようで何本か跡が残っていました。
 ちょうど御前坂の下あたりで川入キャンプ場で車中泊していた方が登ってくるのと会いました。私の1時間あとに出てきたとのこと。泊まり装備を担いでるのに6時間くらいで登頂しそうな勢い。。。うちの親と同世代かと思うけどすごい体力だな。しかも下山後は大朝日も登るそうです。恐れ入ります。



DSCF1438.jpg

 草履塚への登り返しの途中から見た大日岳です。実際に見た印象では手前の斜面が一面の花で、その奥に大日岳という素晴しい構図だったのだけど、写真に撮るとショボイな。私の腕が悪いのであってホントはとてもキレイだったのです。




DSCF1441.jpg

 登りの朝のうちは良かった。下りは辛かった。種蒔山から先の稜線上には虫が多かったから。
 飯豊山って虫が多いのかなぁ。この時期ならではなのかなぁ。とても虫が多いと感じました。防虫ハットをかぶって頭の周りは問題ないけれど半袖の腕にたかってくる小さいハエみたいのが怖いです。ブヨみたいに刺してきたらどうしようかと思うと恐怖、恐怖、恐怖。
 なんか変な形に穴のあいた残雪のブロックがあったので撮ってみました。直径1mくらいです。どういう原理だろう。




DSCF1442.jpg
 結構下りも暑くて暑くて、2リッター近く持っていた水も峰秀水までぎりぎりの量となってきました。
 三国小屋に着いたら中で食事をとられている二人連れがいらっしゃいました。地元の方のようですが、お手製の山ぶどう酒を振る舞ってくださいました。水を節約するためあまり飲まないようにしていたためか甘く甘く程よく酸味の利いた山ぶどう酒を飲んだら俄然元気が出て来ました。気付かぬうちに結構ヘロヘロになっていたのだな。貴重なものを頂きました。
 剣が峰を慎重に下って峰秀水で給水。ここからは下り一辺倒であります。足も大分弱ってきているので足をもつれさせることのないように慎重に下山。
 ここまでペースを抑えめに進んできましたが、下十五里まで下って時計を見たら何とか10時間を切りそうなペースだったので、最後だけ飛ばしてしまいました。

 下山後はいいでの湯に行きました。露天風呂がぬるめで気持ちよかったですけど、左足に靴擦れで出来たマメが破けてたので結構しみました。汗を流したあとはざるそばを頂きました。帰る道すがら山都の里には何件かそば屋さんがありました。ウワサのハセ川なんていう面白い名前の所もあったので次に行く時にはそういう所で食べてもいいかな。
 





<花とか>


例によって名前がわかんね。飯豊に登った日は義父がうちに泊まりに来てて、この花は何て花だとか教えてくれたのだけど早速忘れてしまった。うろ覚えで書いてみますが、多分間違えてます。

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1.これはアカモノ。これは多分当たっていると思います。




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2.私にはハイビスカスに見えます。



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3.剣が峰付近で見つけたケダモノのうんこ。植物食の方のものではないような気がするけどどなたのうんこだろう。




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4.なんじゃらほい?



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5.これは桜でしょう。



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6.名前を教えてもらったけど忘れました。



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7.これもわかんない



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8.これも教えてもらったような記憶があるけど。



DSCF1433.jpg
9.ドレッシングカケタラオイシソウという高山植物だと思います。

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コメント 4

komako

すごい歩きに感動です!

by komako (2008-06-22 14:48) 

(^-^)

どうもです。
 日帰りは体に良くないような気がするので、次に行く事があったら山中で二泊くらいできたらいいなぁ、なんて思います。
by (^-^) (2008-06-22 22:16) 

キッチン&パーラーはな

 今月、二十日二十一日と本山小屋泊りで山行きを計画しています
当方初心者が多く心配をしていましたが、何とか行けそうな気がしてきました。
(無事帰ってきましたらHPにアップしますお暇なときにでもお寄りください)
by キッチン&パーラーはな (2008-07-10 18:19) 

(^-^)

こんにちは。
頂上の小屋はなかなかキレイで、
三国>頂上>切合
清潔感はこんな感じです。
三連休ですが晴れると良いですね。私はどこにも登らず過ごす予定です。


by (^-^) (2008-07-10 20:37) 

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