新穂高から三俣山荘へ(2008.10.11)北アルプス山行一日目 [登山の記録]
百名山も残すところ7つ。今回は北アルプスの奥地、水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳を目指すことにしました。
ネットで調べるたところ、富山県側の折立から、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、雲の平を経由して薬師岳を往復して折立へ戻るコースを2泊3日でこなす方々がいるようです。私もそのコースをマネしたいところですが、幾つかの山小屋が既に閉まっているので諦めました。
今回は、新穂高から三俣山荘をめざし、そこをベースに3つの百名山をゲットする予定です。

三連休なので駐車場が混むかと考えて早めに家を出ました。午前4時前に新穂高の無料駐車場に到着しました。割と空きがあったのでよかったです。
天気はこの日の昼過ぎまでが雨で、あとは晴れという予報でした。実際に雨はシトシトと降り続けていました。
あまり出発する気も起きず朝食を食べたりして車の中でダラダラと過ごしていましたが、5時半位からヘッドランプが要らないくらいに明るくなりはじめたので出発する事にしました。
目的地は三俣山荘と長丁場であるし、翌日、翌々日のことを考えて林道はゆっくり歩きました。何人もの人たちが追い抜かしてゆきました。途中のわさび平小屋でおにぎりを一つ食べて、ひたすら林道をテクテク歩いてゆきました。

林道を離れ河原を歩き小池新道登山道に入ります。笠新道などに比べて登りやすい道とのことですが、まさにその通りでよく整備された歩きやすい道でした。始めこそ沢状の地形を登りますが、おしなべて山腹をトラバース気味に進むコース取りがなされています。小沢を幾つか横切りながら登ってゆくので、夏に来ても爽快かな。
雨具もいい加減蒸し暑くなってきたなと思う頃にシシウドヶ原に着きました。この辺りからは雨も止んで視界が広がります。
画像はシシウドが原から鏡平へ向かう途中で振り返って撮ったものです。紅葉がきれいでした。
鏡平へはほぼ水平に山腹を巻いたあと沢状の地形を登って行きます。降雨の直後のためか登山道にも水が流れていました。
湿原状の熊の踊り場を過ぎると鏡平です。

鏡平に到着しました。天気はだいぶ良くなっていましたが、槍の穂先はガスがかかっていて見えませんでした。ここでまた一つおにぎりを食べます。
携帯電話が通じたので妻に電話して順調だと伝えました。
ここまで登ってくる途中で鏡平に泊まったという大勢の下山者とすれ違いました。昨夜は金曜の夜なのに満員であったとのことです。紅葉狙いの人が多いのかな。

鏡平から稜線目指して出発です。視界はよいのだけれど稜線上はまだ少しガスがかかってる感じでした。少し紅葉を楽しむには遅かったかな。アースカラーの山肌が少し寂しいです。

稜線に上がってから双六小屋までは割とアップダウンのない展望のよい道が続きます。
しばらく進むと、傍から何ともいえない声が聞こえました。誰かいるのかと思ってビックリしたらその正体は雷鳥さんでした。ご家族らしき3人連れでした。

双六小屋です。林道から鏡平までのコースで時間短縮ができたので、早めに到着することができました。順調に進めなかった場合には三俣小屋ではなく双六小屋に泊まると伝えていたので、公衆電話をお借りして妻に先に進むと電話しました。
ここでもおにぎりを食べまて休憩しましたが、雲行きが怪しくなって来ました。このまま行くと雨と風に吹かれそうだったので、その対策に手袋とオーバーグローブを着けました。

鏡平の小屋で会ったおじさんから、
・巻道コースはアップダウンが多いので意外と時間がかかる。
・むしろ中道コースの方がアップダウンが少なく早い。
と教えてもらったので、中道コースを進みました。
ハイマツの中をのんびり歩いていると、前夜に1時間半しか寝ていなかったので、どうしようもなく眠くなりました。高度を少しづつ上げるにつれてガスがだんだんと濃くなってきました。視界も数十mほどになってきました。歩きながら半分寝ているような状態で、岩の模様が指導標に見えたり、低木が人に見えたり、ラジバンダリ。
眠気と戦いながら、双六岳と三俣蓮華岳を結ぶ稜線に上がると風が強いので目が覚めてきました。
風が強いだけでなく頬にあたる雨粒に痛みを感じます。良く見たら雨がいつのまにやら極く小さい雹となっていました。
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稜線上も結構アップダウンがあります。視界があまりないので、どこまで登れば三俣蓮華岳なのかがわからず疲れてしまいました。やはり中道より巻道を通った方が早いのではないかという気がします。
山頂に着いて指導標を見つけて一安心でした。

三俣蓮華岳を下りて三俣山荘へ到着しました。風がかなり強くて一度小屋に入ったらもう外に出る気はなくなります。小屋の中も寒くてストーブの前から離れるのが辛かったです。
ちなみに一泊二食で8900円、お弁当1000円もお願いしたので、しめて9900円でした。
(画像は13日に撮ったものです。)

三連休ということで混雑が気になっていましたが、1人あたり幅広の布団一枚を使える贅沢な状況でした。衣類用の乾燥室もあるほか、廊下を温めて雨具なども乾かせるようになっていました。
(画像は13日に撮ったものです。)

トイレも水洗ではないけれど掃除が行き届いていて快適でした。
(画像は13日に撮ったものです。

夕食はハンバーグにポテトサラダ、茄子の煮物でご飯はお代わり自由でした。
朝飯と昼飯をお弁当にしてもらったのに受け取るのを忘れて眠ってしまいました。朝まで完熟睡でありました。
ネットで調べるたところ、富山県側の折立から、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳、雲の平を経由して薬師岳を往復して折立へ戻るコースを2泊3日でこなす方々がいるようです。私もそのコースをマネしたいところですが、幾つかの山小屋が既に閉まっているので諦めました。
今回は、新穂高から三俣山荘をめざし、そこをベースに3つの百名山をゲットする予定です。
<行程>
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<今回の主な装備>
冬用下着、ゴア雨具、オーバーグローブ、ストック、アイゼン、目出帽、ゴーグル<内容>

三連休なので駐車場が混むかと考えて早めに家を出ました。午前4時前に新穂高の無料駐車場に到着しました。割と空きがあったのでよかったです。
天気はこの日の昼過ぎまでが雨で、あとは晴れという予報でした。実際に雨はシトシトと降り続けていました。
あまり出発する気も起きず朝食を食べたりして車の中でダラダラと過ごしていましたが、5時半位からヘッドランプが要らないくらいに明るくなりはじめたので出発する事にしました。
目的地は三俣山荘と長丁場であるし、翌日、翌々日のことを考えて林道はゆっくり歩きました。何人もの人たちが追い抜かしてゆきました。途中のわさび平小屋でおにぎりを一つ食べて、ひたすら林道をテクテク歩いてゆきました。

林道を離れ河原を歩き小池新道登山道に入ります。笠新道などに比べて登りやすい道とのことですが、まさにその通りでよく整備された歩きやすい道でした。始めこそ沢状の地形を登りますが、おしなべて山腹をトラバース気味に進むコース取りがなされています。小沢を幾つか横切りながら登ってゆくので、夏に来ても爽快かな。
雨具もいい加減蒸し暑くなってきたなと思う頃にシシウドヶ原に着きました。この辺りからは雨も止んで視界が広がります。
画像はシシウドが原から鏡平へ向かう途中で振り返って撮ったものです。紅葉がきれいでした。
鏡平へはほぼ水平に山腹を巻いたあと沢状の地形を登って行きます。降雨の直後のためか登山道にも水が流れていました。
湿原状の熊の踊り場を過ぎると鏡平です。

鏡平に到着しました。天気はだいぶ良くなっていましたが、槍の穂先はガスがかかっていて見えませんでした。ここでまた一つおにぎりを食べます。
携帯電話が通じたので妻に電話して順調だと伝えました。
ここまで登ってくる途中で鏡平に泊まったという大勢の下山者とすれ違いました。昨夜は金曜の夜なのに満員であったとのことです。紅葉狙いの人が多いのかな。

鏡平から稜線目指して出発です。視界はよいのだけれど稜線上はまだ少しガスがかかってる感じでした。少し紅葉を楽しむには遅かったかな。アースカラーの山肌が少し寂しいです。

稜線に上がってから双六小屋までは割とアップダウンのない展望のよい道が続きます。
しばらく進むと、傍から何ともいえない声が聞こえました。誰かいるのかと思ってビックリしたらその正体は雷鳥さんでした。ご家族らしき3人連れでした。

双六小屋です。林道から鏡平までのコースで時間短縮ができたので、早めに到着することができました。順調に進めなかった場合には三俣小屋ではなく双六小屋に泊まると伝えていたので、公衆電話をお借りして妻に先に進むと電話しました。
ここでもおにぎりを食べまて休憩しましたが、雲行きが怪しくなって来ました。このまま行くと雨と風に吹かれそうだったので、その対策に手袋とオーバーグローブを着けました。

鏡平の小屋で会ったおじさんから、
・巻道コースはアップダウンが多いので意外と時間がかかる。
・むしろ中道コースの方がアップダウンが少なく早い。
と教えてもらったので、中道コースを進みました。
ハイマツの中をのんびり歩いていると、前夜に1時間半しか寝ていなかったので、どうしようもなく眠くなりました。高度を少しづつ上げるにつれてガスがだんだんと濃くなってきました。視界も数十mほどになってきました。歩きながら半分寝ているような状態で、岩の模様が指導標に見えたり、低木が人に見えたり、ラジバンダリ。
眠気と戦いながら、双六岳と三俣蓮華岳を結ぶ稜線に上がると風が強いので目が覚めてきました。
風が強いだけでなく頬にあたる雨粒に痛みを感じます。良く見たら雨がいつのまにやら極く小さい雹となっていました。
img src="/_images/blog/_a99/oboegaki/CA340226-db0ea.jpg" width="375" height="352" border="0" align="" alt="CA340226.jpg" />
稜線上も結構アップダウンがあります。視界があまりないので、どこまで登れば三俣蓮華岳なのかがわからず疲れてしまいました。やはり中道より巻道を通った方が早いのではないかという気がします。
山頂に着いて指導標を見つけて一安心でした。

三俣蓮華岳を下りて三俣山荘へ到着しました。風がかなり強くて一度小屋に入ったらもう外に出る気はなくなります。小屋の中も寒くてストーブの前から離れるのが辛かったです。
ちなみに一泊二食で8900円、お弁当1000円もお願いしたので、しめて9900円でした。
(画像は13日に撮ったものです。)

三連休ということで混雑が気になっていましたが、1人あたり幅広の布団一枚を使える贅沢な状況でした。衣類用の乾燥室もあるほか、廊下を温めて雨具なども乾かせるようになっていました。
(画像は13日に撮ったものです。)

トイレも水洗ではないけれど掃除が行き届いていて快適でした。
(画像は13日に撮ったものです。

夕食はハンバーグにポテトサラダ、茄子の煮物でご飯はお代わり自由でした。
朝飯と昼飯をお弁当にしてもらったのに受け取るのを忘れて眠ってしまいました。朝まで完熟睡でありました。
2008-10-11 17:16
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